扁平上皮がんについてはEGFR-TKI, ALK-TKIなどの分子標的薬の効果は高くありません

【一次治療のポイント】

①PSが0-1で比較的元気な場合

PD-L1の割合で免疫チェックポイント阻害薬(キイトルーダ🄬)が使用できるかを検討します。

PD-L1が50%以上ならキイトルーダ🄬が第一選択となります。使用できない場合はプラチナ併用化学療法を使用します。

PD-L1が0-49%の場合、75歳未満ならプラチナ併用化学療法を、75歳以上なら第3世代の抗がん剤(場合によりカルボプラチン併用)を行います。

 

②PS2の場合

免疫チェックポイント阻害薬の効果は証明されていません。

第3世代の抗がん剤(場合によりカルボプラチン併用)を行います。

 

③PS3-4の場合

化学療法は勧められません。

 

*扁平上皮がんの場合、第3世代の抗がん剤のうちペメトレキセド(アリムタ🄬)は適応外になります。扁平上皮がんへの効果が弱いからです。

 

*扁平上皮がんの場合、血管新生阻害薬であるベバシズマブ(アバスチン🄬)は禁忌となります。喀血のリスクが高いからです。


扁平上皮がんの2次治療以降は、1次治療でキイトルーダ🄬を使用したかどうかで異なります。

①1次治療でキイトルーダ🄬を未使用の場合、

PS0-1であればPD-L1が1-49%であればキイトルーダ🄬あるいはオプジーボ🄬を検討。PD-L1が0%の場合オプジーボ🄬を検討。その他、ドセタキセル±サイラムザ🄬、S-1単剤

PS2であれば、ドセタキセル単剤かS-1単剤。

PS3-4であれば化学療法は勧められません。

 

②1次治療でキイトルーダ🄬を使用した場合

PS0-1であればプラチナ併用化学療法

PS2であれば第3世代の抗がん剤(場合によりカルボプラチン併用)

PS3-4であれば化学療法は勧められません。