Ⅳ期の手術不能進行非小細胞肺がんの二次治療は、

①扁平上皮がんか、非扁平上皮がんか。

②遺伝子変異(EGFR, ALK, ROS1)があるかどうか で分かれます。


【EGFR遺伝性変異(エクソン19欠失、L858R変異)陽性の場合】

1次治療でEGFR-TKI未使用の場合、

PS0-2なら原則EGFR-TKI(イレッサ🄬、タルセバ🄬、ジオトリフ🄬)を使用します。

PS3-4で全身状態がよくない場合、エビデンスがあるのはイレッサ🄬です

 

1次治療でEGFR-TKIを使用していた場合、

T790M変異が陽性でPS0-1の場合、タグリッソ🄬を使用します。

T790M変異が陰性でPS0-1の場合、プラチナ製剤を含む2剤を使用。

PS2では第3世代の抗がん剤単剤、場合によりプラチナ製剤併用。

PS3-4では化学療法は勧められないです。


【EGFR遺伝子変異陽性(マイナー変異)の場合】

1次治療でEGFR-TKI未使用の場合

PS0-2ならプラチナ製剤を含む2剤を使用

PS3-4なら化学療法は勧められないです。

 

1次治療でEGFR-TKIを使用した場合

PS0-1でT790M変異陽性ならタグリッソ🄬、あるいはプラチナ製剤を含む2剤を使用

PS0-1でT790M変異陰性あるいは不明なら、プラチナ製剤を含む2剤を使用。

PS2では第3世代の抗がん剤単剤、場合によりプラチナ製剤併用。

PS3-4では化学療法は勧められないです。


【ALK遺伝子転座陽性の場合】

1次治療でALK-TKIを未使用の場合、PS0-2ではアレセンサ🄬か、ザーコリ🄬

PS3-4化学療法は勧められないです。

 

1次治療でザーコリ🄬を使用していた場合、

PS0-1ではプラチナ製剤併用2剤か、アレセンサ🄬か、ジカディア🄬です。

PS2では第3世代単剤か、アレセンサ🄬か、ジカディア🄬です。

PS3-4では化学療法は勧められないです。

 

1次治療でアレセンサを使用していた場合、

PS0-1ではプラチナ製剤を含む2剤を使用。

PS2では第3世代の抗がん剤単剤、場合によりプラチナ製剤併用。

PS3-4では化学療法は勧められないです。


ROS1遺伝子転座陽性の場合】

1次治療でザーコリ🄬未使用の場合、

PS0-2ならザーコリ🄬単剤。

PS3-4では化学療法は勧められないです。

 

1次治療でザーコリ🄬を使用していた場合、

PS0-1ならプラチナ製剤併用の2剤

PS2なら第3世代の抗がん剤単剤、場合によりプラチナ製剤併用。

PS3-4では化学療法は勧められないです。


【遺伝子変異が陰性あるいは不明の場合】

PD-L1を考慮した選択肢になります。

 

1次治療でキイトルーダ🄬を未使用の場合(PD-L1が0-49%)。

PS0-1ならPD-1阻害薬(*)、あるいはドセタキセル🄬±サイラムザ🄬、アリムタ🄬単剤、S-1🄬単剤

*PD-L1が1%以上ならキイトルーダ🄬あるいはオプジーボ🄬。

*PD-L1が0%ならオプジーボ🄬。

PS2ならドセタキセル🄬単剤、アリムタ🄬単剤、S-1🄬単剤。

PS3-4なら化学療法は勧められないです。

 

1次治療でキイトルーダ🄬を使用した場合(PD-L1が50%以上)。

PS0-1ならプラチナ製剤併用の2剤

PS2なら第3世代の抗がん剤単剤、場合によりプラチナ製剤併用。

PS3-4では化学療法は勧められないです。