気管支喘息では気道の炎症のため、

気道粘膜の浮腫、痰などの気道分泌物の増加が起こります。

気道の炎症

 

また

気道上皮の障害、剥離や基底膜の肥厚が起こり、気道平滑筋の肥大、収縮が起こります。

気道の狭窄


http://www.myclinic.ne.jp/sanoclinic/pc/free2.html

喘息では、好酸球やTリンパ球といった炎症細胞が気管支粘膜下に集まっています。そこからいろいろな炎症を起こす物質(サイトカイン)が増加します。

炎症が強くなると痰が増えたり気道上皮が剥がれたりして気管支が細くなります

軽い発作の時にも炎症細胞の浸潤がありますので、症状が軽くてもきちんと治療する必要があります

発作がなくコントロールが良好になると炎症細胞の浸潤はほとんどなく、正常人と同様の気管支になります。

コントロールがよくない状態が長く続くと基底膜が肥厚し、気管支平滑筋も肥大して、気管支は狭いままになってしまいます。

これを気道リモデリングといいます。