肺がん Lung cancer


http://www.med.fukuoka-u.ac.jp/thoracic/patient/qanda01.html


【肺がん最新ニュース】

2017.9.13

ESMO2017でFLAURA試験の中間解析が発表された。メジャー変異である(del19, L858R)のあるNSCLC患者でオシメルチニブと第一世代のEGFR-TKI(ゲフィチニブ、エルロチニブ)を1st lineで比較。PFS中央値は、オシメルチニブ群が18.9カ月(95%信頼区間:15.2-21.4)、標準療法群が10.2カ月(95%信頼区間:9.6-11.1)、ハザード比が0.46(95%信頼区間:0.37-0.57)、p<0.0001で有意にオシメルチニブ群が良い結果だった。

 

2017.9.13

ESMO2017でPACIFIC試験の中間解析が発表された。Ⅲ期NSCLCで化学療法+放射線療法後に、デュルヴァルマブ(抗PD-L1抗体)で維持療法を行ったもの。PFS中央値はデュルヴァルマブ群が16.8か月(95% CI, 13.0-18.1)でプラセボが5.6か月(95%CI, 4.6-7.8)であった(層別化ハザード比,0.52; 95%CI, 0.42-0.65; P<0.001)。

 

2017.9.10

ロシュ・ダイアグノスティックスは、ALK陽性患者の判定補助に用いる体外診断用医薬品「ベンタナ OptiView ALK」を2017.9.15に発売すると発表した。ALK陽性の非小細胞肺がん患者にはALK阻害薬(ザーコリ🄬、アレセンサ🄬、ジカディア🄬)の有用性が期待される。ベンタナ OptiView ALKは、ザーコリ🄬、ジカディア🄬のコンパニオン診断薬となる模様。プレスリリース

 

2017.8.24 

EGFR遺伝子変異を調べる血漿検査(cobas v2.0)が、イレッサ、タルセバ、ジオトリフ投与可否に利用できるようになった今まではセカンドラインでT790M変異のみ判定し、タグリッソ使用可能かの判断に使用されていた。